95歳、人間国宝の着物にうっとり
2つ目の和服の展覧会は、志村ふくみさんの展覧会です。
ふくみさんは、人間国宝です!
現在、滋賀県近江八幡市にお住まいです。95歳になりますが、ものすごいパワーのある女性です。
染色家であり、紬織の重要無形文化財保持者です。
忙しくて、自分を見失っていたころ、インドへでかけたエピソードなどから、やはり、強くて、壮大な女性だと感じました。
創作60年。人生捧げてますね。すごいです。
展覧会会場は作品は全て写真NGでした。
なので、わたし。(いらない?)
展示会場は、姫路城がバックにあるすばらしい美術館です。
姫路駅からバスで5分少々。
レンガの色も趣があります。
以下の写真は
「志村ふくみ展」姫路市立美術館で、“人間国宝”の染織家による草木染の紬織着物100点が集結 - ファッションプレス
より、引用いたしました。
志村ふくみは、絹に草木染めを施した"紬糸”から織りあげた“紬織(つむぎおり)”で知られる、人間国宝の染織家だ。野山の草木から採取した染料で染めた糸と独自の図案で織りあげられた作品の数々には、鮮やかさや繊細さ、独特の気品が漂い、多くの人びとを魅了してきた。
100点ほどの展示がありました。
館内は思いっきり冷房が効いていますので、羽織るものがあると、おすすめです。
草木染めのすがすがしいグリーン。
紫式部の『源氏物語』をテーマに制作した紬織着物。ピンクのなんとも愛らしい事!!
もう、圧巻でしたよ。
DVDコーナーでは、人が密集しないように、HPから、自宅で、みれる仕組みになっていましたし、混雑もなく、ゆっくりみれました。
それにしても、日本人が機を織る姿って美しいですよね。そして、あのパタン、パタンという音の響き。
会場内で見ることのできる大きいスクリーンでの映像も自然との共存する仕上がりで、映画みたいでした。
志村さんは、 作品以外にも、たくさんの本も出されています。
一度でいいので、志村さんの着物を着てみたい!!
というか、お会いしてみたいです。