絵本嫌いの男の子が食い入るようにみる絵本
少し前のことになりますが、宮西達也(みやにしたつや)さんの原画展と講演会に行ってきました。
姫路文学館
宮西達也さんの原画は9月6日まで姫路文学館で、展示されています。
まだまだ外は暑いので、お子さま連れで涼しんで観賞できるのはいいですね!
お近くの方は行かれてみてください。
姫路文学館は、あの有名な、安藤忠雄さんの設計で、自然とモダンを感じる建物です。
姫路城も見えますよ。
絵本作家宮西達也さんの講演会
事前予約制、少人数限定でしたが、講演会は親子参加がほとんどでした。
絵本作家、宮西達也さんが、 子どもに読み聞かせをされましたが、それはそれは子ども達も、ご本人も楽しそうでした!!
わたしのうしろの男の子なんて、息が止まるくらい笑ってました。
それがこの絵本
うんこは子どもの鉄板のネタです。
(画像:はらぺこヘビくん|創作絵本(国内)|本を探す|ポプラ社)
へびが食べたものの形になる、単純だけど笑える絵本。
大人でも、赤裸々な印税の話とか、出版社事情とか、おもしいネタをちょこちょこお話してくださるので、楽しかったです!!
ご本人とツーショット!
※この瞬間だけ、マスクを外しました
サインをもらうとき、「おとなや、こどもに絵本を広める仕事をしています。」と伝えると、「じゃあ、絵本の伝道師だね。」と言っていただけました!!
う、嬉しい。
絵本が苦手な男の子におすすめ
さてさて、本題ですが、
はしりまわって、じっとしていない。絵本を全然みてくれない。。。(特に今回は男の子)
「絵本嫌いの子が男の子が食い入るようにみる絵本」を紹介します。
はじめにズバリ、2つポイントを申し上げます!!
①こどもが好きなものが登場する絵本
②シリーズ化されている絵本
です。
こどもが好きなものが登場する絵本
例えば、男の子は、電車、恐竜、戦隊ものが大好きですよね。
例外もありますが、うちも、電車が好きでした。(今は、ぬいぐるみ。。)
ということは、これらがでてくる絵本は、確率的に食いついてもらえる可能性が高いのです!
ポイントなのが、図鑑ではなく、短くてもストーリーのある絵本をセレクトすることです。
宮西さんの作品でいうと
シリーズ化されている絵本
実は上記の絵本は全てシリーズ化されています。
では、なぜシリーズものが良いか、、、、
それは子どもは「すでに知っている」絵本が好きなのです。
おとなとは違うのはそこです。
はじめての絵本でもシリーズなら、キャラクター設定が同じで、理解しやすい。
読むたびに世界を広げやすいんです。ハードルがぐっと下がります。
うちの子は男の子だけど、ウルトラマンにティラノサウルスにも、興味がないわ~
というかたは、動物や食べ物でも、今、リアルタイムで興味があるものでしたらなんでも大丈夫です。
お気に入りはあるけどシリーズ化されていない!のでしたら、そのお気に入りの絵本を何度でも繰り返し読んであげてください。
展覧会の様子
この沢山の狼をかくのが大変だったそう。。。
『ぶたくんと100ぴきのおおかみ』原画
教科書にも載っている『にゃーご』の原画
こんな風に近くで見ると1本1本、線で描かれているのが分かります。
これは初期の原画。はじめは、どこの出版社もまともに取り合ってくれなかったそう。
こんな風に写真OKなのはありがたいです。
ではでは!