絵本まくら

生活に居心地のよさを

むかしばなしの大御所の生誕110年

 

 

 

 

 

今年は、赤羽末吉さんの生誕110年です。没後は、30年になります。

 

昔話といえば!赤羽さんの絵を思い出さずにはいられません。

 

 

 

『ももたろう』

f:id:ehon-life:20200801230230j:plain

 

『だいくとおにろく』

f:id:ehon-life:20200801225854j:plain

 

この絵をかかれた方です!

 

 

 

 

 

 

赤羽末吉さん紹介

先月、絵本講師仲間で、ZOOMにて、「赤羽先生について語る会」をやり、大盛り上がりでした!

話しても話しても、語り切れませんでした。

 

 

 

 

 

f:id:ehon-life:20200801225343j:plain

(画像:「スーホの白い馬」へ続く、波乱の道 絵本画家・赤羽末吉の生涯が本に|好書好日

 

 

 

 

1910年東京生まれ

1961年初版の『かさじぞう』で、1980年、国際アンデルセン賞・画家賞を日本初受賞

 

18歳の時、日本画家の門下にはいるもの1年ででてしまい、22歳の時、単身で満州へ。

その際に内モンゴルの風景の写真、スケッチなど残します。

 

1947年、家族とともに日本へ戻ります。そこからフリーで挿絵の仕事をし、絵本のデビューはなんと50歳の時です。

 

 

 

デビュー作『かさじぞう』

 

f:id:ehon-life:20200801231520j:plain

 

はじめは福音館書店のこどものともからの出版だったのですね!

 

デビュー作にしては貫録もの!墨絵が美しい。

 

 アンデルセン賞・画家賞ということで、世界からも評価されたのですね。

 

なんてったって、何度も何度も、雪の中、取材を重ね、研究し、書きあげた本気の作品ですから、ぐいぐい地味ながら、伝わるものがあります。

 

 

 

感動の大作『スーホの白い馬』

 

f:id:ehon-life:20200801232252j:plain

(画像:スーホの白い馬|福音館書店

 

 

1967年、モンゴルの壮大な景色を日本のこどもに伝えたい!と完成したのがこちら

 

馬頭琴という楽器の由来のモンゴルの民話です。

 

こちらも、「こどものとも」から一度発売されています。しかし、9見開きで押さえないといけなかったろうで、ご本人は、あまり満足されてなかったようです。

 

ペーパーブックですし、定期購読の絵本なので、予算があったんでしょうね。おとなの事情ですね。

 

 

f:id:ehon-life:20200801233029j:plain

(画像:スーホの白い馬|福音館書店

 

 

内モンゴルの壮大さを、あますところなく表現するためには、もっと、ページ数、大きさが必要だったわけです。

 

その後、48ぺージの大型絵本として、単体で出版します

 

当時は、かなり画期的だったようです。

 

 

f:id:ehon-life:20200801233340j:plain

(画像:スーホの白い馬|福音館書店

 

 

今では、ロングセラーで、小学校の教科書でも取り扱いされていますね!

 

 

 

 

ちなみに、馬頭琴の音色、こんな感じです。

 


モンゴルの人間国宝の馬頭琴演奏

 

 

 

 

今後のイベント

 

静岡で赤羽さんの展示会が予定されているそうです!

 

コロナが落ち着いて、開催されることを祈ります。

 

shizubi.jp

 

 

 

今、買いたい!一冊

 

 

 原画やスケッチ、写真などが満載みたいですよ。

 

 

赤羽末吉: 絵本への一本道 (222) (コロナ・ブックス)

赤羽末吉: 絵本への一本道 (222) (コロナ・ブックス)

  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

 

 

では本日もお読みくださりありがとうございました。