どろんこハリー
我が家では、気に入った絵本に連動して、ぬいぐるみを息子が欲します。
男の子ですが、かわいいものがダイダイダーイスキです。
困るのは、絵本の主人公たちが、商品化されていないケース。
とはいっても、ほとんどがされていないですよね。
その場合は手作りです。
私はそういうハンドメイド的なセンスがないし、息子もそれをよーくわかっているので、息子は自分で工作はじめます。
もくもくもく。。。
ちなみに、息子は幼稚園のない家での時間を、ほとんどこういった、もくもく作業に費やしています。
絵を描いたり、字を書いたりね。
こちらが2年前のクリスマスに買ったハリーのぬいぐるみです。
何度か洗いましたが、薄汚れています。でもいいよね、どろんこハリーですから!!
ネットで調達しました。ふわふわ感は少なくて、ぬいぐるみの割にスタイリッシュです。
というわけで、本日お届けしますのは、こちら。
『どろんこハリー』
『どろんこハリー』出版情報
【著者】ジーン・シオン/文 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵
渡辺茂雄/訳
【初版】1964年3月15日
【出版社】福音館書店
【ページ数】32ページ
【定価】1200円(税抜き)
『どろんこハリー』内容紹介
ハリーは、黒いぶちのある白い犬です。なんでも好きですが、お風呂に入ることだけは、だいきらいでした。ある日、お風呂にお湯を入れる音が聞こえてくると、ハリーは体を洗うブラシを口にくわえて逃げだして、ブラシを裏庭に埋めました。それから、家の外に出て行ってしまいます。泥だらけ、すすだらけになったハリーが家に戻っても誰も分かってくれません。がっかりしたハリーが、裏庭でブラシを見つけ出し、わんわん吠えると……。
(引用:福音館書店)
『どろんこハリー』感想
この絵本との出会いは、息子が幼稚園年少のころ、運動会のリズム表現で演技したことがきっかけです。ハリーになりきって、おてをしたり、逆立ちしたり、しんだふりをしたり。運動会では、1人1人がそれぞれ違った、オリジナルな芸当が見せ場でしたね。
ハリーが繰り広げる、はちゃめちゃなストーリーは、ページを進めるごとに白いからだがどろんこの黒色に変わっていく事で、面白さを増しながら展開します。皮肉にも全く家族から気が付いてもらえないハリーですが、大嫌いなお風呂にはいることによって、ハッピーエンドをとりもどすあたりが、とっても微笑ましいです。
お風呂って、入るまではめんどくさいんですよね。そんでもって、いざはいると長風呂だったりする。息子もそんなタイプです。
ここでは帰る家(家族)があるという安心感が、子供の共感を得るのだと思います。帰る場所があるからこそ、のびのび遊ぶことができますもんね。
この絵本の魅力である絵にも触れてみたいと思います。全体を通しても、黒、白、緑、オレンジ、と、色の数は少ないんですが、優しいタッチで描かれています。
どのページにもハリーの生き生きとした表情や動きが中心に描かれているので、物語が理解し理解しやすく、感情移入しやすいです。
白色のハリーも、どろんこの黒いハリーも、表紙と裏表紙に半分半分描かれてあり、とちらが本当の色だったのか、わからなくなりそうで、それがまた、とてもいいですね。
『どろんこハリー』おすすめ年齢
4歳から
『どろんこハリー』読むのにかかる時間
5分くらい
こちらシリーズが何冊かでています。
これでハリーの世界観どっぷり浸れること間違いなしです。
古い順から載せています。