かいじゅうたちのいるところ
2009年アメリカの映画です。
絵本の世界観が、どのくらい再現されているのか、
ただた確認したいがために、DVDでみました。
一言でいうと、全然違う。
映画の尺と、3分で読める絵本の、いろんな意味での温度差、半端ない。
個人的な意見ですが、絵本で十分伝わります。
映画、半分(や、もっと)寝てました。(笑)
人物設定にも違和感が・・・・・
母親、映画では、シングルマザーだし、主人公マックは気が小さいし、
一番は、かいじゅうとわかれるシーンね。映画の方が、壮大。絵本は、あっさり。
まあ、期待しすぎました。
原作が、こちらです。
『 かいじゅうたちのいるところ』
- 『 かいじゅうたちのいるところ』出版情報
- 『かいじゅうたちのいるところ 』内容紹介
- 『かいじゅうたちのいるところ 』感想
- 『 かいじゅうたちのいるところ』おすすめ年齢
- 『 かいじゅうたちのいるところ』読むのにかかる時間
(画像:冨山房モーリス・センダックの絵本)
『 かいじゅうたちのいるところ』出版情報
【著者】モーリス・センダック/作 神宮輝夫/訳
【初版】1975年12月
【出版社】冨山房
【ページ数】40ページ
【定価】1400円(税抜き)
『かいじゅうたちのいるところ 』内容紹介
いたずら大好きマックス。おかあさんに、夕飯ぬきで、寝室にとじこめられてしまいます。
そこから、冒険のはじまりです。おおきなかいじゅうと、踊りをおどり、楽しいときは過ぎ・・・
マックスはやさしいおかあさんのいる家に帰りたくなるのです。
『かいじゅうたちのいるところ 』感想
彼の作品のなかでも最高傑作であり、最大のヒット作ともいえるでしょう。
1964年、ゴールデコット賞を受賞。1970年には、国際アンデルセン賞を受賞しています。
よく分からんけど、才能はちゃんとみとめられているようですね。
当時は、母親たちから、批判されていたなんて、100万部ごえのベストセラー絵本となった今では想像できませんね。
文章が少なめで、読みやすいです。
白い余白のつかいかたが、うまいです。
息子は3さいくらいのとき、こわいといって、ページすらめくらせてくれませんでした。
じつは6歳になった今でも、怖がりはしないけど、好きな絵本ではないようです。
なので、わたしもあんまり読む機会がないんですが、こわがるお子様多いようですね。
そして、わたくし、どうも、作者が気になるんです。
彼は、ニューヨーク生まれ、両親はユダヤ系移民です。
親はナチから逃れる生活の中、とても苦労されいました。
ちいさいころから、ことあるごとに、センダックに死についての恐怖について口にしていたそう。
その後の人生も、彼のまわりの人たちに、死がつきまとっていたそう。
その反面、ちいさいころからディズニーのミッキーマウスのが大好きらしいです。
作品にも影響があるそうですね。ここまで、かわいくないですが。
彼は、2012年に83歳で亡くなっておられます。
生前、ゲイであることをカミングアウトされています。
こどもに与える絵本は、メルヘンでセンチメンタルなものという固定概念を真っ向から否定されています。
絵自体は、若干暗いですが、素朴で、繊細なタッチです。
『 かいじゅうたちのいるところ』おすすめ年齢
幼児から
>
『 かいじゅうたちのいるところ』読むのにかかる時間
3分くらい
これ、なかなかこども心をついてます。
今度読んでみようと思う1冊。
こちらは、まさに絵の伝記!
今日モーリス・センダックほど著名な子どもの本のイラストレーターは,他にいない.若い時代から現在に至るまでのセンダックの全仕事を,イラストレーションと写真を多数使って紹介した,豪華な「絵伝記」.1982年版の新装版.
(引用:岩波書店)