絵本まくら

生活に居心地のよさを

ミリオンセラー絵本作家の名言がすごい件

 

 

 

 

1歳児のクラスにはいったときの話。

 

この時期はまだおしゃべりができない子がほとんど。

 

泣いて怒って全身で気持ちを伝えてきます。

 

おもちゃを舐めたり投げたり、目が離せません。

 

そんな中この1冊にみんなすごい食いつき!集まる集まる!触る触る!

 

それがこの絵本。なんと284万部も売れてる超人気作品でもあります。

 

 

 

『きんぎょがにげた 』

 

 

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(引用:きんぎょが にげた|福音館書店

 

 

 

 

 


『きんぎょがにげた 』出版情報


【著者】五味太郎/作
【初版】1982年8月31日
【出版社】福音館書店
【ページ数】24ページ
【定価】900円(税抜き)

 


『きんぎょがにげた』内容紹介


きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた? カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながらきんぎょを探して楽しめます。

(引用:きんぎょが にげた|福音館書店

 

 

 

 

 

 

『きんぎょがにげた 』感想

 

 

わたし自身も小さいころに読んだ記憶が、、、。

 

息子も大好きで、指差しを一生懸命やってました。

 

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(画像:きんぎょが にげた|福音館書店

 

 

ここにいるって答えが分かっていても、何回も繰り返し遊ぶんです。

 

そう、このころの絵本は遊びの延長です。

 

 

 

今月のモエ、先月はコロナの影響で休刊でしたが、7.8合併号の表紙がたまたまこの絵本でした。

 

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www.moe-web.jp

 

 

このモエの中で五味太郎さんは「僕にとって絵を描くのは仕事じゃない」といわれています。

 

もう一度かきます。

 

 

「僕にとって絵を描くのは仕事じゃない」

 

 

どーん!!です。

 

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400冊以上の絵本を出版した五味さんだから言えるセリフ。深い。

 

20代のおわりにこの絵本を書かれました。

 

この絵本で感じることのできる、鮮やかな気分を自分自身が欲していた。

 

興味を持っているけど不足に感じているものが形のなる、創作意欲はここにある、ということをお話されています。

 

 

『かぶさんとんだ』はこの1年後に出版されましたが、なんと、このきんぎょたちの、その先のストーリーを描いているそう。

 

 

こちらも気になりますね。

 

 

 

 

 


『きんぎょがにげた 』おすすめ年齢

1歳から

 

 


『きんぎょがにげた 』読むのにかかる時間

 1分くらい

 

 

 

 

 

 

 

今後も子どもたちに喜んでもらえた絵本を紹介していきたいと思います。

 

 

お読みくださりありがとうございました。